季節のひとこと:熱中症対策はできていますか?
梅雨明けに気をつけて頂きたいのが、熱中症です。
今回は熱中症の症状と食生活をご紹介します。
熱中症にならないための日頃の食生活アドバイス
①水分補給、塩分補給
水は少しずつこまめに取りましょう。汗をかいたときは必ず、スポーツドリンクなどの水分と塩分を適度に含んだものを取りましょう。きゅうりの酢漬けもいいでしょう。
②冷たいものの取りすぎに注意する
冷たいものを取り過ぎると、胃腸を急に冷やし、消化機能の低下や下痢、夏バテなどにつながります。
③栄養バランス
暑さで食欲が減退すると、体力の低下や夏バテの原因になります。薬味で食欲を増進させ、胃腸の動きをよくする「ねばねば食品」を取るようにしましょう。また、トウモロコシの葉っぱを2~3枚残してレンジで4~6分で甘くて美味しく出来上がるので、試してみてください。
夏野菜(きゅうり、ナス、トマト、いんげん、カボチャ、レタス、トウモロコシ)は水分とカリウムを多く含んでいるものが多いです。火照った体を冷やしてくれます。
熱中症の症状
どのような症状が重症なのかを知ることで、対策ができます。
Ⅰ度(軽症)
①めまい、失神
脳への血流が瞬間的に不十分になる立ちくらみ状態。
②筋肉痛、筋肉の硬直
発汗に伴うミネラルの欠乏によるこむら返り・手足のしびれ・気分の不快。
①、②のような症状があれば、すぐに涼しい場所に移り、からだを冷やし、水分と塩分(ミネラルウォーター)を摂取します。
Ⅱ度(中等度)
③頭痛、吐き気、吐き気、倦怠感、虚脱感
いつもと様子が違う程度の意識障害、力が入らない、体がぐったりするなど。
このような症状があれば、Ⅱ度の中等度は危険な状態に移行する可能性が高いため、水分、塩分が取れないときは病院への搬送が必要です。
Ⅲ度(重症)
④Ⅱ度の症状に加え、意識障害、けいれん、手足の運動障害
呼びかけの反応がおかしい、体にガクガクとひきつけがある、真直ぐ歩けない、走れないなど。
⑤高体温
体に障ると熱い感じ。体温は40℃超えます。
④、⑤のような状態は、入院して集中治療の必要性のある重症です。 身近な方が、もし、いつもと様子が違う、意識がおかしいと感じた場合、即、病院へ搬送することが必要です。