季節のひとこと:睡眠ホルモンのメラトニン、睡眠以外にもいい効果?
熱帯夜が続き、睡眠不足が続いていませんか?
今回はメラトニンについて紹介します。
睡眠ホルモンのメラトニンとは
メラトニンとは、深部体温を下げて睡眠を誘発するホルモンです。
メラトニンの分泌量は、目から入った光の量によって変化します。夕方から夜間にかけて光の量が減っていくことにより徐々に増え、入眠へと繋がります。
メラトニンを分泌させるには、セロトニンというホルモンが必要です。朝、太陽の光を浴びるとセロトニンが作られ、日が落ちるとセロトニンをもとにメラトニンの合成が始まり、だんだん眠くなります。
いい入眠するには
いい入眠するには、朝にトリプトファンというアミノ酸を摂取し、朝日を浴びて日中にセロトニンの生成を促し、夕方にメラトニンの生成に繋げていくことが大切です。
トリプトファンが入っている食品はたくさんありますが、たとえば、大豆製品やバナナ、ナッツ類、ヨーグルトです。朝食にナッツとバナナ、きな粉、はちみつが入ったヨーグルトはいかがでしょうか?
セロトニンの分泌を高めるには、リズム運動(散歩やダンスなど)や腹式呼吸をするのがいいです。
一方、光を感知するとメラトニンの分泌量が減少します。寝る前、パソコンやスマートフォンなどから強い光を浴びると、入眠の妨げになりますので注意しましょう。
睡眠以外にもいい効果
活性酸素は昼間活動しているときに生まれる酸化力がとても強い酸素で、これを体にため込むことが老化につながります。メラトニンは、睡眠中にこの活性酸素を除去し、細胞の新陳代謝を促進します。この結果、疲労回復につながります。また、お肌もきれいになります。