季節のひとこと:朝ごはんを食べるといい効果

朝ごはんを食べていますか。時間がない、と言って抜いていませんか?

朝ごはんを食べないと、体に色々な不調が出てきますし、逆に肥満にもつながります。

寝ている間は記憶の整理などを行うため、脳のエネルギーを使っています。起きてすぐ、エネルギー補給をするために糖分が必要になります。また、体温を上げるためにも朝食が重要です。

 今回は、朝ごはんを食べる意味をお話しします。

4つのいい効果

 朝ごはんを食べると、4つのいい効果があることをご紹介します。

①ダイエット

朝食を食べることで体温が上がり、体が目覚めます。体温を上げることでエネルギー代謝が上がり、ダイエット効果もあります。

寝ている間は、体温が低下しています。朝食を食べないと基礎代謝が低下し、痩せにくい体になります。さらに、朝食を食べないと体が飢餓状態になっているので、昼食を食べると、急激に血糖値が上昇してインスリンが過剰に分泌され、血糖が脂肪に変わりやすくなります。このことが肥満へとつながります。

②記憶力の向上

起きた時、脳はエネルギー不足になっています。朝食を食べないでいると、脳の働きが悪くなり、集中力、記憶力、思考力などが低下します。脳のエネルギー源はブドウ糖なので、炭水化物や果物を積極的に食べましょう。

③筋肉の減少防止

朝食を食べないと脳へ糖分が行きわたらず、低血糖状態になります。そうなると筋肉内のタンパク質が分解されて、糖分が作り出されます。これが長く続くと筋肉が減少してしまいます。

④体内時計の調整

体内時計は25時間なので、1日の24時間と1時間ずれがあります。このずれは、心身共に影響するため、毎日時間を合わせなければなりません。

体内時計は2種類があります。体内時計の司令塔となる親時計(主時計)と、全身の細胞や臓器に存在し、親時計から指令を受ける子時計(抹消時計)があります。

親時計は朝日を見るとリセットされます。子時計は食事をすることでリセットされます。朝食を抜くと、昼食をとった時点で子時計がリセットされるので、体内時計が乱れることになります。

朝食をとるタイミングも重要です。朝日を見て1時間以内で食事することで、親時計と子時計の連動がうまく働くようになり、体内時計のずれが整うようになります。