季節のひとこと:起床時にコップ1杯の水
朝起きてからどのような行動をされていますか?
コップ1杯の水(白湯)を飲んでみてください。起きた時の体は乾燥しています。それは寝ているときにたくさんの汗をかき、体の水分が失われているからです。
水分は、毛細血管に吸収されて血液に入り、酸素や栄養素、老廃物を運びます。水分を摂取することにより、色々な不調、病気のリスクを下げることができます。水の役割には、血液循環促進や新陳代謝促進、排便・利尿などがあります。
今回は、起きた時にコップ1杯の水を飲む大切さと、水の効果についてご紹介します。
朝起きた時のコップ1杯の水
朝は、色々な病気を引き起こす時間帯でもあります。それは血液が固まりやすい時間帯だからです。ここでは、次の2つの疾病について説明します。
①急性心筋梗塞や狭心症
朝目覚めたときに血圧が急激に上昇することと、明け方の血液が固まりやすいことで、午前中に発症しやすいと言われています。
②脳梗塞
これに関しても、明け方の血液の固まりやすさと、固まった血液を溶かす働きの低下により、明け方に発症しやすくなります。
これらの病気のリスクを下げるために、朝起きた時にコップ1杯の水を飲みましょう。
水を飲むと体にいい効果
病気のリスクを下げるだけでなく、体にいいこともあります。
①血液循環
水分は腸の毛細血管に吸収され、血液に入ります。これによって、血液が増え、体中に酸素や栄養などが循環されます。血液がサラサラになり、冷えやむくみ予防にもなります。
②頭がスッキリ
脳は非常に血液が集まる場所でもあります。水分補給によって血液の循環がよくなり、酸素が脳に行くようになります。そのことにより、頭がスッキリします。
③老廃物の排出・便通の改善
血液は、細胞に新鮮な酸素や栄養素を与えて、老廃物を引き取っていきます。その老廃物は水分に溶かされ、尿として排出されます。また、水分は消化液を作るためにも必要です。便通もよくなります。
④皮膚がうるおう
皮膚は外気にさらされているので乾燥しやすいです。うるおいのある肌を保つためにも、水分補給は必要です。
⑤発汗
体温の上昇を防止するために汗を出します。熱中症防止になります。